中学生の頃、左頬にぷくっとふくれたものができた。それほど大きくないし痛くもなかったのでほっておいたのだが、気がつくと少し大きくなっていた。脂肪のかたまりかな・・・そう思ったが、日に日に大きくなってきたので母親に相談し病院へ行くことにした。
診察してもらうと先生がいきなり、「痛かったら言ってね。」と左頬をぎゅっとつまんだ。すると白いものが中からにゅるにゅると出てきた!びっくりして何なのか先生に聞くと、皮膚にある毛穴に袋ができてその中によごれがたまったのだという。白いものは皮膚の中にあったよごれだったのだ。先生は、人には毛穴がたくさんあるのでいつ、どの場所に袋ができるかはわからない。たまたまあなたは頬にできたわけで、どこにでもできる可能性があるのだと言った。先生がつまんで出した後、ふくらみはずいぶん小さくなった。あまりにも大きくなったら手術が必要だが、この程度ならほっておいても大丈夫と言われた。
とはいえやはり気になる。調べるとそれは粉瘤というものだった。皮膚の中に袋ができる良性の皮膚腫瘍であることがわかった。袋の中によごれがたまると大きくなってくる。
ずっとほっておくとふくらみは大きくなる。だから今もたまに手でおしてよごれを出している。毛穴なんて小さいのに、どこからこんなによごれがたまるのかと思うくらい、白いものがでてくる。よごれなのでにおいも臭い。嫌だが手術をして傷が残るのだけは避けたい。一生左頬をおしていかなければならないようだ。